米製薬オルガノンは、品質管理(QC)業務で米TetraScienceの「Scientific Data Foundry」を導入し、品質試験ワークフローの効率化とデータ完全性の向上を進めます。導入はベルギー・ハイストの製造拠点から開始し、データ処理・転記の手作業を減らすことで分析時間を最大30%削減したとしています。

背景には、バイオ医薬品の品質試験で紙文書や手入力の転記が残り、バッチリリースまでの期間長期化やコンプライアンス(規制順守)リスクにつながってきた事情があります。Scientific Data Foundryにより、ラボ情報管理システム(LIMS)と主要メーカーの科学機器間で双方向のデータワークフローを構築し、機器データを人と機械が扱える形式へ変換します。自動収集データを基に、テレメトリーや過去データ分析、監視・報告業務の効率化も狙います。今後は、データ基盤整備を足場に品質業務の近代化を拡大し、女性向け治療薬などの供給スピード改善につなげる見通しです。

【商品情報】

Scientific Data Foundry(TetraScience)

https://www.tetrascience.com/

source: PR TIMES

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